紙媒体とは一味違う!電子アンケートの特徴とは?おすすめのWebアンケートツールも紹介
従来の紙媒体と比較して、電子アンケートは回答者が好きなときに回答できることや、回答結果の集計・分析が容易であるなどの特徴があります。
しかし、電子アンケートを実施するには、適切なWebアンケート作成ツールを選ぶことが重要です。
そこで本記事では、目的に合わせた機能の確認やセキュリティ対策の強さ、分析機能の充実性などを考慮したうえで、おすすめの無料・有料Webアンケートツールを紹介します。
電子アンケートとは
電子アンケートは、オンライン上でアンケート調査を行う方法です。
オンライン上で完結するため、利便性が高く正確な情報を得られる特徴があります。また、回答者の負担が紙媒体と比較して少なく、回答率が高い傾向にあります。
紙媒体と違うポイント
電子アンケートは紙媒体と比較して、以下の点で優れています。
- 回答の手段:電子アンケートは選択肢をクリックするだけで回答を集められるため、回答者に対して利便性が高いのが特徴です。
- 回答の正確性:電子アンケートは手書きで回答する必要がなく、回答内容の漏れや入力ミスが少ない傾向にあります。
- 回答の集計:回答を自動集計できるため、時間短縮につながります。
- 回答の管理:回答が自動的にデータベースに保存されるため、管理の手間がかかりません。
- 環境にやさしい:紙を使用しないため廃棄物の発生がなく、環境にやさしい特徴があります。
時間や場所に関係なく回答者を募れるため、サンプルを集めやすい特徴もあります。
Webアンケート作成ツールの選び方
Webアンケート作成ツールを選ぶポイントは以下の3つです。
目的に合わせた機能の確認
Webアンケート作成ツールには、集計機能やデータの出力機能など、さまざまな機能があります。そのため、作成するアンケートの目的に合った機能が提供されているかを確認しましょう。
また、アンケートの回収率を高めるためには、回答方式や画面デザインのカスタマイズができるか、質問数の調整や複数回答が可能かなどにも注意が必要です。
しかし、アンケートの目的や内容によっては、多機能なものは避け、使いやすさやシンプルさを重視したほうがよい場合もあります。
セキュリティ対策の強さ
Webアンケート作成ツールを利用する際には、個人情報の取り扱いに関するセキュリティ対策を確認することが重要です。
主に以下のポイントをチェックしましょう。
- ISO27001やプライバシーマークなどの信頼性の高い認証の取得
- SSLによる暗号化
- 個人情報に関するセキュリティ施策の有無
- 回答画面や管理画面へのアクセス制御
- 国内のデータセンターで管理・運用している
- 収集したデータを暗号化して格納・保存している
- 通信を暗号化している
個人情報を取り扱う場合には、回答者のプライバシー保護に努めることが大切です。
特にセキュリティポリシーが厳しい大企業では、無料のWebアンケートシステムではなく、セキュリティ対策がしっかりと施されたシステムを選ぶことがおすすめです。
分析機能の充実性
紙でのアンケート調査では手動で集計する必要があり、ミスが発生する可能性があります。一方で、Webアンケート作成ツールには自動集計機能があるため、手間と時間を省けます。
特に、データのダウンロード機能があると、データ分析が効率よく進みます。
【無料版】Webアンケートツール3選
無料版のおすすめのWebアンケートツールを5つ紹介します。
<アンケートツール比較表>
サービス名 | セキュリティ | 集計機能 | CSVダウンロード |
---|---|---|---|
Google Forms | ◯ | ◯ | ◯ |
Typeform | ◯ | ◯ | ◯ |
Microsoft Forms | ◯ | ◯ | ◯ |
1. Google Forms
Google Formsは、Googleが提供しているサービスです。
設問の設置や集計機能、CSVダウンロード機能などを無料で利用でき、操作もシンプルであるため、初めてアンケートを作成する人におすすめです。
セキュリティ性も高く、Google Formsの利用者が全世界で数百万人におよぶことからも信頼性の高さがうかがえます。
2. Typeform
Typeformは、無料アカウントでも10個のフォームを作成できるツールです。
スペイン・バルセロナに本社を構えており、アンケートの作成から回答、集計までをサポートする機能が数多く搭載されています。
一問一答形式のフォームを作成できるのが最大の特徴で、回答者がテンポよく回答できます。
フォーム作成画面や公式サイトの情報が、英語あるいはスペイン語のみの対応となる点には注意が必要ですが、プログラミングの知識がない方でも簡単にフォームを作成できます。
3. Microsoft Forms
Microsoft Formsは、Microsoft365アプリの1つであるアンケート作成ツールです。
ブラウザ上で簡単にフォームを作成でき、多様なカスタマイズ機能が用意されています。また、回答の収集や分析が自動的に行われ、Excelとの連携も可能です。
多言語に対応しており、Microsoft Office365との連携も可能で、企業や教育機関などで幅広く利用されています。
【有料版】Webアンケートツール5選
有料版のおすすめのWebアンケートツールを5つ紹介します。
<アンケートツール比較表>
サービス名 | プラン・料金 | セキュリティ | 集計機能 | CSVダウンロード |
---|---|---|---|---|
QiQUMO(キクモ) | 設問数x回収数x11円=料金※前金なし、アンケートを回収した分だけの課金 | ◯ | ◯ | ◯ |
formrun(フォームラン) | ・FREE:無料・BEGINNER:3,880/月・STARTER:12,980/月・PROFESSIONAL:25,800円/月 | ◯ | ◯ | 有料のみ |
SurveyMonkey(サーベイモンキー) | ・ベーシック:無料・標準月間プラン:5,500 円 /月・アドバンテージ年間:5,833 円/月・プレミア年間:14,583 円/月 | ◯ | ◯ | 有料のみ |
Questant(クエスタント) | ・無料プラン:無料・通常プラン:50,000円/年・ビジネス:150,000円/年・プレミアム:300,000円/年 | ◯ | ◯ | 有料のみ |
ミルトーク | ・無料プラン・ベーシックプラン:20 万円/1か月・プレミアムプラン:30 万円/1か月 | ◯ | ◯ | 有料のみ |
1.QIQUMO(キクモ)
QIQUMOは、クロス・マーケティングが運営するセルフ型アンケートツールです。
ドラッグ&ドロップでアンケート作成から分析までをワンストップで行えます。料金は「設問数×回答人数×11円」で固定され、基本使用料やダッシュボード利用料はかかりません。
新規事業の消費者ニーズの確認やパッケージのユーザビリティ調査、プレゼン資料用のデータ収集など、さまざまな目的で活用されています。
2.formrun
formrunは直感的に作成できるシンプルなアンケートやお問合せ、応募画面などを提供するアンケートツールです。
フォーム作成に必要なコードの知識は不要で、テンプレートを選んで必要な項目をクリックして追加するだけで作業にかかる90%もの時間を削減できます。また、問い合わせ対応からメール対応まで、業務を一元化することも可能です。
3.SurveyMonkey
SurveyMonkeyは、無料版だと最大10個の質問でアンケートを作成できます。送信できる回答者数は無制限ですが、収集できる回答の数には制限があります。
集計機能が充実しているうえに、幅広いアンケートフォームの作成が可能なので、アンケート調査を行ううえで非常に便利なツールです。
4.Questant
Questantは、ネットリサーチ企業のマクロミルが提供するクラウド型アンケート作成ツールです。
直感的に操作でき、PC・タブレット・スマートフォンに対応したデザイン性の高いアンケートを簡単に作成できます。
無料プランから法人向けプランまで幅広いプランを用意しており、顧客満足度調査や企画の募集、授業の理解度チェックなど、さまざまな場面で利用されています。
5.ミルトーク
ミルトークは、株式会社マクロミルが運営するユーザートークサービスです。
Web上でユーザーと直接会話ができ、ビジネスに関する調査やアイデアの獲得ができます。
ユーザーが日々の生活の中で商品やサービスに対して感じたことを、自由に投稿できる機能があります。企業側はこれを閲覧することで、新商品やサービスの開発に役立てられます。
トークルームを活用すれば、決まった人とグループインタビューも可能です。企業の商品開発担当者やマーケターに向いているサービスで、調査会社を通さずにユーザーと直接やりとりができます。
電子アンケートを使用してみよう!
電子アンケートはオンライン上で完結するため、紙媒体と比較して回答の手段や正確性、管理方法などさまざまな場面で優れています。また、調査票をプリントアウトする手間も省けるため非常に効率的です。
「通常の調査に比べて費用を抑えたい」「属性情報で絞り込んで配信」という方は、「QiQUMO」の活用をぜひご検討ください。
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