オープン型調査とは|簡単解説
オープン型調査はアンケートを一般に公開する調査方法
オープン型調査のカンタン語句解説
オープン型調査とはWebを活用したマーケティングの手段で、アンケートをインターネット上に一般公開する調査方法です。誰でも回答することができ、幅広い方たちにアンケートを行うことができます。一方で、調査モニターや顧客リストにアンケート調査を行う手法は、クローズ型調査と呼ばれています。
オープン型調査とはWebを活用したマーケティングの手段で、アンケートをインターネット上に一般公開する調査方法です。誰でも回答することができ、幅広い方たちにアンケートを行うことができます。一方で、調査モニターや顧客リストにアンケート調査を行う手法は、クローズ型調査と呼ばれています。
オープン型調査の詳細解説
よく実施されるオープン型調査の例は、自社サイトやバナー広告、TwitterなどのSNSにアンケートのリンクを貼り、回答者を募る方法です。
不特定多数の回答を集める方法としては以前から街頭アンケート等がありましたが、人と時間をかけて情報を収集するのに大変苦労していました。それがWebを活用することで手軽に情報が得られるようになりました。
広く一般的な意見を聞く事に向いています。会員などを持っていない企業でも商品開発や企画のためのヒントを集めることができます。
メリットとデメリット
オープン型調査は、新商品開発のための市場調査や新規顧客獲得のための戦略構築などに役立つ方法ですが、メリットとデメリットがあります。
メリット
オープン型調査のメリットは以下の通りです。
- 様々な方の意見を幅広く集めることができる
- 街頭調査に比べ手間や時間、コストの削減になる
- アンケートを回答するハードルが低い
- ユーザーの率直な感想を集められる
Webを利用したオープン型調査は、住んでいる場所や時間などに縛られずに、対象者が好きなタイミングで回答できるため、一般的な街頭アンケートに比べ多くの情報収集につながるメリットがあります。
それに加えて、用紙の印刷代や人件費もかからないため、低コストで効率的な調査が可能です。
対象者を限定しないことにより様々な方の意見が集まり、幅広い意見や率直な感想を集めやすくなります。
デメリット
オープン型調査のデメリットは以下の通りです。
- 誰でも回答できるので、やや回答内容の信憑性に欠ける回答も含まれる
- 回答者の性年代や属性をコントロールできない
オープン型調査は、誰でも自由にアンケート回答できるが故に、同じ人物による複数回答や懸賞マニアの回答といった問題を避けることは非常に困難となります。
またアンケートに参加する回答者を制御することはできないので、性別・年代をバランスよく回収するような事はできません。回答者は表示するサイトやTwitterの視聴層に影響されます。
オープン型調査を行う際に注意すること
オープン型調査を行う際は、スマートフォンに対応したアンケートフォームを使用しましょう。
先ほどの「令和3年版 情報通信白書|インターネットの利用状況」では、スマートフォンによるインターネット普及率が6割を超えているという結果が出ています。
そのため、アンケートの回答率を高めるには、スマートフォンへの対応が必須です。
クローズ型調査との使い分け
誰でもアンケートに回答できるオープン型調査に対し、クローズ型調査は、調査モニターや顧客リストなどの決まった対象者に行う非公開型の調査です。
「〇〇を定期的に利用している人」「〇〇を持っている人」といった特定の条件で対象者を絞った調査を行いたい場合に有効で、特定の属性のニーズを聞きやすいというメリットがあります。
その一方で、オープン型調査よりも回答者が集まりにくく、調査会社に依頼するとコストがかかるのがデメリットです。
クローズ型調査もオープン型調査と同様、新たな製品やサービスを開発する際や顧客満足度を調査する場合に役立ちますが、できるだけ幅広い層の回答や回答数を集めたい場合には向いていません。
クローズ型調査は、自社商品・サービスのターゲットが明確に決まっている際におすすめの調査方法と言えます。
オープン型調査の実施の仕方
オープン型調査は、有料・無料のアンケートサービスを利用することで実施できます。有料サービスは無料に比べ機能が大変充実しています。
有料サービスの中でも、回収できる回答数や、質問数に制限があるサービスもあります。各社で使用できる機能が異なるので調査目的にあったサービスを選びましょう。
アンケートをインターネット上で一般公開する必要がない、もしくは一般に公開したくない場合は、クローズ型調査の利用が適しています。
調査モニターや顧客リストにアンケート調査を実施する場合は、設問数×回答人数×11円(10円+消費税)でクローズ型調査を実施できるQiQUMOをご利用ください。