アドホック調査とは|簡単解説

アドホック調査のカンタン語句解説

アドホック調査とは、一回限りで完結する単発の調査のことです。同じ対象者に向けて、期間を空けて繰り返し調査するなど、心理変化や行動変化をデータ収集する調査とは異なります。

アドホック調査の詳細解説

「アドホック」という言葉は、「その場限り」「その時だけ」「得的の目的」という意味を持ちます。主な利用シーンは、新商品や新サービスのコンセプト調査、ニーズ把握などです。

単発調査ですので、複数回の継続調査は実施せず、一回で終了するのが特徴。調査設計、調査票の設計、対象者の抽出、実査、集計、分析、報告までの全工程が、一回限りで完結します。

またアドホック調査は、定量調査と定性調査に分けられます。定量調査は、調査結果を数字で表すこ一回限りで完結するアドホック調査には、利用シーンと目的によって、メリットとデメリッとができるため、判断が明確できることがメリットです。対して定性調査は、「どのように」「どうして」といった数字で測れない理由まで把握することができます。

アドホック調査とトラッキング調査

アドホック調査のメリット

  • 目的のための最適なデータ収集が可能
  • 設問や調査方法などフルカスタマイズが可能
  • サンプルサイズや分析方法も自由に選べる

アドホック調査のメリットは、調査手法、調査対象、設問内容、分析方法、報告仕様などを、課題に合わせてカスタマイズできることです。

自由にカスタマイズできる反面、どのような調査を実施するのかは、しっかり考えて組み立てていく必要があります。企画時点で成否が決まると言っても過言ではありません。

併せて、カスタマイズゆえのコストの問題もあります。完全に手作りの調査となるため、費用は一般的なパネル調査と比べて高額になるのが通常です。

また単発の調査であるため、時間経過による変化の比較ができません。結果の推移や継続的な効果検証が必要な場合、あらためて調査の企画をすることになります。

パネル調査のように、同一のモニターに対して定期的な調査を実施しないため、リアルタイムでの消費者動向、意識の変化、行動の変化を求めることができません。

アドホック調査とパネル調査、トラッキング調査の違い

  • アドホック調査:1回限りの調査
  • パネル調査:同じ対象に、同じ質問を、定期的に実施する調査
  • トラッキング調査:異なる対象に、同じ質問を、定期的に実施する調査

アドホック調査=単発調査の他にも、複数の調査方法が存在します。対局にあるのが「パネル調査」「トラッキング調査」です。

パネル調査は、目的に応じた単発調査のアドホック調査に対して、同じモニターに対して定期的な同一調査を繰り返すことが特徴です。

トラッキング調査は、同一の調査内容で一定期間繰り返して実施する調査のことです。

パネル調査やトラッキング調査では、アドホック調査のデメリットのひとつ「消費者の消費行動を追跡できない」を解消することができます。

その他の調査方法については、クロス・マーケティング社のページをご覧ください。

カンタン語句解説まとめ

アドホック調査とは、一度だけ実施するカスタマイズの調査です。その時々の課題に最適な設計・内容で調査を実施し、使い易い形で調査結果を得られる方法です。

デメリットは、継続的な調査ではないため、消費者の変化を追いきれないこと。対して、消費者の深層心理や行動意識まで調査できるメリットがあります。

パネル調査やトラッキング調査で解消できるデメリットがあるため、併用や使い分けをすることで、最適なデータ収集が可能になります。