伝統寺院が墓の商品開発にWebアンケートで現代人の声を反映させた活用事例

伝統寺院によるQiQUMO利用事例

長い歴史を持つ伝統寺院さまによる、セルフ型アンケートツール「QiQUMO」活用事例です。

伝統寺院さまは、新しいお墓の企画案を作成するにあたり、消費者の意見・反応を確認するためにQiQUMOを用いたWebアンケートを実施しました。

新しいお墓のコンセプト立案にWebアンケートを活用した背景

長期間に渡り地域に根ざし、檀家さんや地元住民、参拝者に親しまれてきた伝統寺院さまは、新しいコンセプトのお墓づくりを検討されていました。

「これまでにない現代に合うお墓」ということで、すべてが手探りでの企画。まずは、世の中で受け入れられているお墓の特徴、終活についての情報などを収集し「いまの時代に求められるお墓とは?」を商品案として具体化されました。

そのうえで、寺院関係者の意見に偏ってしまわないよう、自社の情報ソースではなく、顕在層・潜在層を含む一般消費者の声を広く集めるために、QiQUMOのWebアンケートをご利用いただきました。

ハウスリストに存在しない顧客ニーズを知る

外部パネル(リサーチ対象者)を活用するにあたり、調査したかったのは以下の項目についての一般生活者・消費者の受容度です。

  • お骨の保管方法
  • お参りの仕方
  • お墓参りの頻度
  • お墓の立地
  • お墓の価格

寺院の檀家さんからは、定期的に話を聞く機会があります。しかし、檀家さんではない「現在、お墓の購入を考えている人」「将来に備えてお墓の情報を集めている人」については、自分たちでアンケートやリサーチを実施するには限界がありました。そこで、外部の調査対象者へのアンケートが最適と判断されたようです。

アンケート結果で得られた仮説の根拠と新発見

QiQUMOによるアンケート結果から、企画段階では想定していなかった情報が手に入りました。

伝統寺院だからこそ持っている、檀家さんの心理という情報に加えて、現代人が抱くお墓に対する考え方や悩みについて知見を深めることができたのです。

特に効果的だったのは、伝統寺院だけでは集められない生の声を聞けたこと。日常で接している人=檀家さんやその知人、お寺に訪れる方々の意見には耳を傾けていましたが、調査対象を外部パネルに広げたことで、これまで接点のなかった一般人が持っているお墓への考えを入手できたのです。

Webアンケートの特性を活かせば、回答者の居住地を広げることもターゲティングすることも可能になります。このアンケートにおいては、寺院近隣だけでなく、通勤・通学や買い物などで訪れる可能性のある人々を対象として設定しました

想定通りの回答結果からは、自分たちの仮説に自信を深めることにつながり、また想定外の回答結果からは、新しい可能性の発見につながっています。

アンケート結果の取捨選択で、ヒット商品が誕生

各種の情報収集やディスカッションで構築した仮説と、アンケートによって手に入れた消費者のリアルな意見をもとに、新しいお墓のコンセプトを決定しました。

この調査を経て調整したコンセプトを、お墓の形態、付随サービス、価格など、詳細な商品設計に落とし込み新しいお墓が誕生しました。

アンケートから導き出された「一般人の考え方」を反映した新しいお墓は、想定以上のお申し込みをいただき、これまではお寺と縁のなかった多くの方々がお参りに来られるようになっているそうです。

長年の経験や知見を大切にしながらも、今を知るために広くWebアンケートを実施したことで、伝統寺院の新しい歴史がスタートしました。

 

ネットリサーチならQiQUMO

 

QiQUMOのWebアンケート調査は、541万人のアクティブパネルを対象に、1問10円(税抜)から定量調査が可能です。Webアンケートを活用することで、主観に頼らない根拠のある提案を実施できます。