「消費者の『欲しい』を読み解く」ー定性データが新たな価値を生んだ|データコム株式会社の利用事例

データコム株式会社様は1994年の創立以来、小売店の経営・業務改善を支援するデータ分析ツールや業務支援ツールを開発しています。データを軸にした売場づくりを通じて、「消費者の欲しいが見つかる」環境の提供を目指しています。

今回は、同社マーケティングチームの小林様に、セルフ型アンケートツール『QiQUMO』の導入背景や活用方法、得られた成果についてお話を伺いました。

同社のマーケティングチームでは、コーポレートサイトのブログを主としたオウンドメディアを通じて、小売業界のトレンドやデータ分析の手法など、クライアントの業務のヒントとなる情報の発信をしています。

QiQUMOを活用することで情報発信の方法や内容にどのような変化があったのでしょうか。


データコム株式会社

1994年の創立時から一貫して手がけるのは、小売業界に特化したシステムソリューション。日々蓄積される販売データの活用により変化の激しい現代かつ多様化する流通市場を分析し、企業戦略となるヒントやアイディアにつなげるための情報をタイムリーにお客様が活用するために、分析システムを始めとする小売業のお客様向けのシステムを開発・提供している。

「消費者の『欲しい』を読み解く」QiQUMOでインサイト調査

ーーQiQUMOを知ったきっかけを教えてください。

当社では以前よりアンケートツールの導入を検討しており、Webを中心にさまざまなサービスの比較を進めていました。その中でQiQUMOのサイトを偶然見つけ、直感的な操作性や使いやすそうなUIに興味を持ったのが最初のきっかけです。

多様な生活者パネルが利用可能で、迅速な配信・回収ができるという点にも大きな魅力を感じました。また、利用企業の事例が充実していることで、自社の調査ニーズに合ったアンケートを実施できそうだと考えました。さらに、QiQUMOのサイト上に掲載されていた丁寧な説明やサポート情報も決定の後押しとなっています。

ーーアンケート実施に至った背景(当時の状況や課題)をお知らせください。

データコムは購買データを活用した分析を中心に小売業界の支援を行ってきましたが、定量的なデータのみでは消費者の本音や購買背景を捉えることに限界を感じていました。生活者の直接の声を収集して、より深い消費トレンドをつかむ必要があったのです。

加えて、小売データを扱う企業として、消費トレンドに関する情報を発信し、業界内の認知度を高めることも重要でした。

しかし、自社内での定性情報収集は多大なリソースと時間がかかることから効率的な方法を模索していました。QiQUMOを通じて、これらの課題解決と目的達成を目指しました。

QiQUMOを使った、データコム社のアンケート実例

ーーQiQUMOで実施されたアンケートの内容とご活用方法を教えてください。

今回のアンケートでは、バレンタインデーに対する男性消費者の意識調査を行いました。従来のバレンタインデーは女性が主役のイベントと認識されていましたが、最近では男性の消費行動や意識が変化しています。

「バレンタインデーに女性から贈り物をもらいたいか」「イベントに対する印象」といった質問を通じて、男性消費者の視点から市場動向を探りました。この調査結果は、小売企業が売場づくりを行う際のヒントとして情報公開しています。

また、PRTIMESを通じて調査結果を積極的に公開したことで、メディア露出の機会を増やし、自社のブランディング強化にも成功しています。

ーーアンケートの調査設計を教えてください。

今回の調査では、20代から60代まで各年代90名ずつ、合計450名の男性を対象にアンケートを実施しました。幅広い年代の回答を均等に集めることで、世代ごとの特徴や消費意識の違いを掴むことを狙っています。

設問数は全部で5問とシンプルに設定することで、回答の負担を軽減し、質の高いデータ収集を目指しました。年代別に分析することで、新たな市場機会の発見やターゲットに応じた具体的な施策検討につなげています。QiQUMOの迅速な配信・回収を活用し、鮮度の高い情報を公開しました。

データコムの調査設計

調査対象者:20~60代の男性
設問数:5問
回収サンプル数:450サンプル(各年代90ずつ)

アンケート結果のアウトプット(データコム社提供)

数字だけでは見えない「消費者の声」がメディアで拡散

ーーアンケート結果とそのご活用方法について教えてください。

アンケート結果はプレスリリースとして配信され、多くのメディアで取り上げられました。その結果、新聞やテレビでも紹介されるなど、企業の認知拡大やブランド強化に大きく貢献しています。

また、自社オウンドメディアにおいても記事やコンテンツ制作の重要な材料として活用しています。実際の消費者の声を取り入れることで、クライアントや一般消費者に向けた信頼性の高い情報を提供することが可能になりました。

定性情報を定期的に発信することで、サイト訪問者数の増加やコンテンツへのエンゲージメントの向上にもつながっています。

ーーQiQUMOを利用して解決できたことはありますか?

QiQUMOを導入したことで、従来難しかった定性データ収集の効率化を実現できました。また、直感的で使いやすいダッシュボード機能や集計ツールのおかげで、調査実施に必要な時間や人的コストも大幅に削減されています。

その結果、これまでより頻繁にアンケート調査を行うことが可能になり、常に新鮮でタイムリーな情報提供が実現しました。調査結果をさまざまな方法で活用できるようになったため、クライアントに対する価値提供の質も向上し、業務効率の改善にも役立っています。

QiQUMOの評価:直感的な操作で初心者にも優しい

ーーQiQUMOをご利用いただいた感想やおすすめポイントを教えてください。

QiQUMOはシンプルで使いやすいUIが特徴で、初心者でも迷わず操作できるのが魅力です。特に設問の作成や分岐設定がクリック操作だけで可能であり、手間なく直感的にアンケートを作れることが大きな利点だと感じています。

また、アンケート配信から回収までのスピード感も非常に優れており、急ぎの調査にも適しています。実際、当日中に結果が出ることが多いため、迅速に意思決定を進める際にも非常に役立っています。さらに調査設計のサポートも充実しているので、安心して利用できるツールです。

「QiQUMO」とは?
QiQUMOは、ドラッグアンドドロップで直感的に操作できるためアンケート作成が簡単!1問10円(税抜き)でご利用いただけるので、リーズナブルな価格で気軽にアンケートを実施いただけます。

属性に含まれない条件で対象者を抽出したい場合は「事前抽出アンケート」を実施して対象者を見つけてから、本調査を配信することもできます。

ぜひ、この機会にQiQUMOをお試しください!
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