春・新生活・冬、めぐる時期に合わせた7本
夏ほど分かりやすくはないけれど、季節の節目は毎年必ずやってきます。新生活が始まる4月、五月病の5月、父の日の6月、そして寒さが本格化する冬。
ここで紹介する7本は、2026年にQiQUMOを使った調査のうち、そうした時期に合わせて配信されたものです。共通するのは、季節そのものではなく「その時期に起きる心身の変化」を聞いていること。
環境が変わってストレスが増える、意欲が落ちる、寒くて眠れない、衣替えが進まない——毎年繰り返される困りごとだからこそ、一度設計すれば翌年も使えます。各
事例では調査結果に加えて、その数字を発表企業自身がどう読み解き、何を提案したのかを「発表企業の読み解き」としてまとめました。
・新生活、五月病、父の日、春バテ、冬の寒さなど「季節の変わり目」を捉えた調査リリース7選
季節そのものではなく「その時期に起きる心身の変化や困りごと」に焦点を当てる企画設計のコツ
クラシエ薬品やキヨモトなど、調査結果の数字を自社の専門知識や商品提案へ直結させる読み解き方
「五月病=環境変化」といった世間の通念を自社調査の数字で覆し、話題化を図るアプローチ
はるやま×あすけんの事例に見る、1本の調査をコラボ相手と同時配信して露出を最大化する手法
寒冷地限定などターゲットを絞り込んで強い数字を立たせ、翌年以降も再利用できる設計のポイント
2026.06.03
株式会社キヨモト
鞄メーカー/バッグの企画・製造・販売、自社ブランド「ANINSANE」
絞り込み40〜60代の働く男性150名
40代〜60代の働く男性150名を対象に、2026年5月21日〜22日にQiQUMOインターネットアンケート調査を実施。父の日ギフトの提案に合わせ、「働くお父さんの通勤バッグ」という限定した場面に絞り込んでいます。
バッグの中の物がすぐ見つからずストレスを感じる人は150名中61名。特に探しがちな物は「財布・鍵」68名が突出し、「イヤホン・充電器」34名、「飲み物・小物」28名と続きます。物の定位置が決まる収納設計を必要と考える人は150名中108名にのぼりました。
ただしこのリリースは回答者数(名)のみの表記で%の記載がなく、本文の「約4割」とタイトルの「3人に1人」に幅があります。引用時は実数で示すのが安全です。
同社は、バッグの中で物が見つからない原因を「荷物が多いからだけではなく、必要な物に対して適した収納場所が用意されていないこと」と読み解いている。求められているのは単にポケットが多いバッグではなく、財布・鍵・イヤホン・充電器・PC・書類・飲み物をそれぞれ適した場所に収められることであり、それが日々の使いやすさに直結すると分析。
特に財布や鍵は使用頻度が高く必要なタイミングが明確なため、すぐ見つからないことがストレスにつながりやすいと解釈する。7割以上が「物の定位置が決まる収納設計は必要」と答えた点を踏まえ、PCルーム・ガジェット収納・メイン収納を分けた自社ブランドANINSANEの「B05 BACKPACK ELITE」を、迷子になりがちな物に定位置をつくり探すストレスを軽減する一台として提示。毎日仕事に向かう父への父の日ギフトとして提案している。
母の日・敬老の日に贈られて困ったギフトに関する調査
- 通勤時の持ち物点数と忘れ物の頻度に関する調査
- リモートワークと出社が混在する働き方の持ち物変化調査
通勤時の持ち物点数と忘れ物の頻度に関する調査
リモートワークと出社が混在する働き方の持ち物変化調査
2026.05.18
クラシエ薬品株式会社
医薬品メーカー/漢方・OTC医薬品
絞り込み全国20〜50代男女2,000名 → 直近1〜2年の五月病経験者400名(各世代男女50名)
全国の20代〜50代の男女2,000名にスクリーニングを行い、直近1〜2年以内に五月病を経験した400名(各世代男女50名の均等割付)を本調査対象に設定。2026年4月13日〜14日にインターネットアンケートを実施しました(クラシエ調べ/クロス・マーケティングQiQUMOを利用した調査)。
直近1〜2年以内に五月病になったことがある人は28.5%と、およそ4人に1人。経験者の75.8%が日常生活や仕事のパフォーマンスに支障があったと答えています。
注目は原因側で、不調の直前(3〜4月)に「特に大きな変化はなかった」人が34.8%を占めました。五月病=環境変化への不適応という通念を、自社調査で崩した形です。症状は「やる気がでない」59.0%、「疲れやすい」44.8%、「気分の落ち込み」43.8%が上位でした。
同社は、五月病経験者の34.8%が「特に大きな環境変化はなかった」と答えた点に着目し、五月病は新生活への適応だけが引き起こすとは限らないと読み解く。明確な環境変化がなくても、年度末から年度初めの繁忙期を走り続けたことによる疲労の蓄積がゴールデンウィーク明けに表面化する可能性が考えられるとし、さらに年代ごとの原因の違いから、ライフステージによって変化する環境も五月病に少なからず影響している可能性があると指摘する。
症状面では、やる気の減退や疲れやすさを漢方の「気滞」「気虚」「血虚」という体質の考え方で説明。対処として深呼吸・瞑想・ツボ押し・ジャーナリングといったセルフケアを挙げ、寝付けない場合の「柴胡加竜骨牡蛎湯」、不安やストレスには「半夏厚朴湯」を紹介し、無料体質診断「からだかがみ」への導線も設けている。
この業界で次に出すなら:
長期休暇明けの不調(サザエさん症候群)に関する実態調査
季節の変わり目に不調が出る人の対処行動の調査
職場のメンタル不調に対する上司の気づきに関する調査
2026.04.22
エリアリンク株式会社
不動産・トランクルーム「ハローストレージ」運営
絞り込み全国の20〜60代男女287名
全国の20〜60代の男女287名を対象に、2026年3月9日にWEBアンケートを実施(クロス・マーケティング QiQUMOを利用)。春先という衣替えの時期に合わせ、「季節アイテムの収納」という限定テーマで聞いています。
収納に困る季節アイテムは冬物関連が全体の79.4%を占め、内訳は「冬の衣類」35.9%、「冬の季節家電」22.0%、「冬の寝具」21.6%。
ところが整理状況は「ほとんど手を付けていない」39.4%と「全くしていない」24.0%を合わせて63.4%が未着手でした。困りごとの1位は「サイズが大きく場所を取る」58.2%、2位「収納スペースが足りない」54.7%。全項目が本文に%で記載されており、引用しやすい構成です。
同社は、収納に困る季節アイテムが冬物に集中する背景を、コートや寝具などサイズが大きいうえ、そもそも収納スペースが足りないという物理的な制約にあると読み解いている。さらにこの問題は見た目の散らかりにとどまらず、掃除や衣替えがスムーズに進まない、生活動線が悪くなるなど、暮らしの質や効率に直結すると指摘。約3人に2人が整理に着手できていない実態から、季節アイテムの整理は後回しになりやすい傾向があるとまとめている。
その上で、十分な収納スペースを確保する手段の一つとしてトランクルームの活用が有効と提案。大型の季節アイテムを自宅外に収納すれば居住空間をすっきり保て、必要なタイミングで取り出せるとし、空調設備やセキュリティを備えた屋内型が季節家電・寝具・衣類の保管に適しているとして自社「ハローストレージ」に結びつけている。
衣替えを実施しない人が増えている背景に関する調査
扇風機・ヒーターなど季節家電の保管場所に関する調査
レジャー用品の使用回数と保管コストに関する調査
2026.04.09
大研バイオメディカル株式会社
健康食品・サプリメントの開発、販売
絞り込み20〜50代の新生活経験者400名(男女×年代の均等割付・各50名)
20代〜50代で新生活を経験したことがある人400名を対象に、2026年4月にインターネット調査を実施(クロスマーケティング社「QiQUMO」を利用)。男女×年代で均等割付し、「新生活を経験したことがある」という条件だけで絞り込んでいます。
新生活を迎えた際にストレスや疲れが増えたと答えた人は49.75%で約半数。睡眠の質が低下した人は30.5%と約3割でした。特に負担を感じたことの1位は「人間関係」で、新しい仕事や将来への不安が続きます。
コンディション維持のために意識していたのは「睡眠をしっかりとる」「リラックス時間を作る」が上位でした。ただし本文に%の記載があるのは冒頭の2問のみで、他はグラフ画像内にとどまります。
同社は、新生活期に約5割がストレスや疲労の増加を、約3割が睡眠の質の悪化を実感し、負担の最上位に「人間関係」が挙がった結果を受け、環境変化が大きい時期だからこそ無理のない範囲で自分に合った方法を取り入れ、日々のコンディションを整えていくことが重要だと結論づけている。
十分な睡眠やバランスの取れた食事という基本の対処だけでは対応しきれない現実があり、セルフケアの一環としてサプリメントなどの栄養補助を取り入れる人も一定数いる点に着目。日本睡眠学会所属の総合内科専門医・網代洋一先生(にいじゅく組合診療所)は、無理に理想を目指さず自分の状況に合わせ継続的に整えることが大切とし、GABAなどの成分が注目されていると言及。同社は3大休息サポート成分配合の『GABA&セサミン』を提案している。
転職・異動の初月に感じた不安と相談相手に関する調査
一人暮らしを始めた人の生活リズムの変化に関する調査
新社会人が入社前後で感じたギャップに関する調査
2026.03.11
株式会社はるやまホールディングス/株式会社asken
紳士服・ビジネスウェア製造小売/AI食事管理アプリ「あすけん」運営
絞り込み全国・有職者・30〜50代男女900名(はるやま実施、両社が同時配信)
全国の有職者・30〜50代男女900名を対象に、2026年2月9日〜12日にWEB調査QiQUMOで実施。はるやまが実施した1本の調査を、コラボ相手のasken(あすけん)と同日同時刻に2本のリリースとして配信した事例です。
この4月に生活が変化する予定がある人は15.6%(140人)。新生活で感じた不安の1位は「人間関係」52.1%、2位「金銭面」32.1%、3位「体調管理」30.0%でした。新年度に習慣化したいことは「貯金・投資」20.0%、「睡眠の質の向上」17.9%、「食事内容の改善・ダイエット」16.4%の順。
両社はこの2位と3位を自社商材(リカバリーウェアと食事管理アプリ)に接続しています。なお%がテキストで開示されているのはasken側のリリースのみです。
両社は、新年度に向けて習慣化したいことの1位が「貯金・投資」、続いて「睡眠の質の向上」「食事内容の改善・ダイエット」が上位に入った結果を踏まえ、新生活期に健康習慣づくりへの関心が高まっていると位置づけ、その声に応える取り組みとしてコラボキャンペーンを企画したと説明している。
狙いは、ダイエットの第一歩となる体重管理の習慣化を後押しするとともに、リカバリーウェア「YOKUNERU」を通じて睡眠の質を向上したい人の声に応えること。具体的には、管理栄養士監修のフィードバックが受けられるAI食事管理アプリ『あすけん』上で5日間連続して体重を記録する「新生活に向けて!体重記録5日間チャレンジ」を実施し、達成者5名に「YOKUNERU」上下セット、参加者全員にはるやまの10%オフクーポンを提供するとしている。
新年の抱負が続かなかった理由に関する調査
習慣化アプリの継続率と離脱タイミングに関する調査
異業種コラボ商品に対する消費者の受け止めに関する調査
2026.03.05
クラシエ薬品株式会社
医薬品メーカー/漢方・OTC医薬品
絞り込み全国の30〜50代女性300名
全国の30代〜50代の女性300名を対象に、2026年2月5日にインターネットアンケートを実施(クラシエ調べ/クロス・マーケティング QiQUMOを利用した調査)。「春バテ」という言葉を軸に、季節の変わり目の不調を切り出しています。
約7割の女性が春先に「体がだるい」「やる気が出ない」を経験しており、30代・40代では4割以上が週2〜3回以上の頻度と回答。支障が出るシーンは「家事」54.7%が1位、「仕事」49.5%が2位で、30代・40代に限ると「仕事」が最多、50代女性では「家事」が65.2%に上がります。
春の予定・準備を億劫と感じる人は47.3%。一方で対策している人は24.7%にとどまり、75.3%は「何もしていない」「対策したいが分からない」でした。
同社は、約7割の女性が春先に体のだるさややる気の出なさを経験している結果を、春は気温の上昇と活動量の増加が同時に起こり心身の不調が生じやすい時期であると読み解いている。特に30代・40代の女性では支障を感じる場面として「仕事」が最も多く、業務パフォーマンスへの影響を指摘。
一方で75.3%が季節の不調に特に対策をしていない点を課題に挙げる。漢方の視点では、春の倦怠感を「肝」の働きの低下により「気」の巡りが滞った状態と捉え、ストレスが「肝」に負担をかけやすい季節だと説明する。養生として早寝早起きと朝日浴、寒暖差対策、ストレッチやヨガなどゆったりした運動、苦味・甘味の食材の活用を提案し、疲労倦怠には「補中益気湯」、不眠やイライラには「柴胡加竜骨牡蛎湯」を紹介している。
季節の変わり目の不調に効く対処法の実践率に関する調査
家事の負担感が高まる時期に関する主婦・主夫調査
「なんとなく不調」で受診をためらう理由の調査
2026.01.20
Bears Rock株式会社
アウトドア用品メーカー/寝袋・テント、家庭用寝具「ねぶくろん」
絞り込み寒冷地(北海道・東北・甲信越・北陸・山陰)在住の40〜70代以上男女200名(寒さで眠れなかった経験者に限定)
北海道・東北・甲信越・北陸・山陰に居住する40代〜70代以上の男女のうち、寒さで眠れなかった経験がある人200名を対象に、2025年10月24日にインターネット調査を実施(QIQUMO利用)。居住地域と経験の2条件で絞り込んだ設計です。
約9割が「寒さで睡眠の質が悪化した経験がある」と回答。睡眠の質の満足度は「とても満足している」2%、「まあまあ満足している」19%にとどまり、「あまり満足していない」53%と「まったく満足していない」26%を合わせて約8割が不満層でした。地域を寒冷地に限定したことで、全国平均では埋もれる数字が立っています。ただし冷えを感じる部位や対策の内訳はグラフ画像内にのみ記載されています。
同社は、寒さで眠れないという問題を単なる快適性の話ではなく、翌日の集中力や体調にまで影響する、生活全体の質に関わる重要なテーマだと位置づけている。調査から浮かび上がったのは、足元の温かさだけでなく肩や首の冷え対策が重要だという点で、上半身、とくに肩や首筋が冷えると血流が滞りやすくなり体がリラックスしにくくなるため、眠りが浅くなったり夜中に目が覚めたりすると分析する。こうした読み解きを受けて、肩から首元までをやさしく覆う設計で冷えやすい上半身を集中的に保温する『肩ほっとねぶくろん』を開発したとし、足元を温める従来の発想に対して「肩から整える冷え対策」という新しい選択肢を提案するとまとめている。寒冷地在住で寒さのために眠れなかった経験を持つ人への調査で得られた声を踏まえた製品提案として発信している。
暖房費の高騰が室温設定に与えた影響に関する調査
寝具の重ね方と体感温度に関する地域別調査
冬季うつ・季節性の気分変動に関する寒冷地調査
A. 季節の節目における悩みや困りごとは毎年繰り返されるため、一度設計した調査フレームを翌年以降も再利用しやすい点が大きなメリットです。また、「五月病」「春バテ」「新生活のストレス」といった共通認識があるテーマだからこそ、生活者の共感を得やすく、メディアにも取り上げられやすい傾向があります。
A. 「世間の通念を崩す数字」や「ターゲットを絞り込んだ数字」を狙うことが効果的です。たとえば、五月病調査で「大きな環境変化がなかった層」の実態を明らかにしたり、寒さ対策の調査で「寒冷地在住者」に母集団を絞ったりすることで、全国平均では埋もれてしまう強い課題感を浮き彫りにし、説得力のある数字を立てることができます。
A. 1回分の調査設計・実査コストで、両社それぞれのアプローチから同時に情報発信(2本のリリース配信)ができ、PR効果を最大化できる点です。たとえば、新生活の習慣化調査から「食事管理アプリ」と「リカバリーウェア」のように、各社の異なる強みや解決策に結果を接続することで、幅広いターゲット層へアプローチできます。
7本で目を引いたのは、はるやまとaskenが1本の調査を同日同時刻に2本のリリースとして配信した事例です。
コラボ相手と組めば、1回の調査費用で2社分の露出が取れます。もうひとつはクラシエ薬品の五月病調査で、「五月病=新生活への不適応」という通念に対し、経験者の34.8%が「特に大きな変化はなかった」という数字をぶつけました。
季節ネタは誰もが知っている前提があるぶん、その前提を崩す数字が出たときの効き目が大きくなります。Bears Rockのように地域を寒冷地に絞れば、全国平均では埋もれる数字も立ちます。
来年の同じ時期に、自社は何を数えますか。数字を出したあとに、自社の言葉でその意味づけまで示せているか。各事例の「発表企業の読み解き」は、そこを見るための欄です。
各事例のリンク先は、その調査の該当プレスリリースページです。利用企業の自社サイトに個別ページがある場合はそちらを、ない場合は配信元(PR TIMES/@Press)の該当リリースページを指しています。「発表企業の読み解き」は各社がリリース内で示している解説・提案を要約したもので、数値はすべて各社の公表値に基づいています。