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【QiQUMO新機能】QiQUMO Aiの全体像と活用メリット|入力から設問生成までの流れを実例で解説

作成者: QiQUMO事務局|Jul 28, 2026, 4:48:51 AM
この記事でわかるQiQUMO Aiの活用メリット
  • アンケート作成業務を支援するQiQUMOの新機能「QiQUMO Ai」の概要と開発背景

  • 調査テーマや目的など、画面に沿ってユーザーが入力すべき必須・任意項目

  • 単なる設問自動生成に留まらない「前提整理」と「提案コンセプト」という思考プロセスの仕組み

  • 飲料メーカーの実例から見る、AI出力内容(前提整理・提案コンセプト・得られる指標・設問)の構造

  • 設問を作る前に中間プロセス(前提整理)を挟むことで得られる3つの実践的メリット

  • モデル学習への非利用や個人情報制限など、QiQUMO Ai利用時におけるデータ取り扱い規約と利用条件

セルフ型アンケートツールQiQUMOに、アンケート作成業務を支援する機能としてQiQUMO Aiが追加されました。

セルフ型アンケートツールは、リサーチの目的やビジネスの背景を知っているユーザーが自らアンケートを作成し、低コストかつスピーディに調査を行える点が大きなメリットです。

一方で、調べたいと思っている事柄を、具体的な質問や選択肢の形に落とし込むには、どうしてもアンケート作成のコツや知識が必要になるという難しさもありました。

AIの力を借りてこの課題を解消するのがQiQUMO Aiです。ユーザーが入力したテーマや目的から調査の前提や設計のコンセプトを整理し、それをもとにAIが設問案を組み立てます。

ユーザーは画面に沿って調べたい内容を入力し、出力結果を自社の視点で確認しながら微調整を重ねることで、目的に沿った調査票を組み立てやすくなります。

本記事では、QiQUMO Aiが提供する機能の全体像、入力から調査票生成までの流れ、出力される情報の構造、および利用時における確認事項について解説します。

1. 生成AIはチャットで使うものから、業務ツールに組み込まれる段階へ

既存のSaaSや業務アプリケーションが、生成AIの機能を自社のUIへ直接組み込む動きを加速させています。文書作成、顧客管理、デザイン制作、ソフトウェア開発と対象領域は幅広く、利用者は使い慣れた画面のままAIの支援を受けられるようになってきました。

この統合が進む背景には、アプリケーション内に業務固有のデータが蓄積されているため、AIが文脈を捉えやすく、出力を制御しやすいという業務アプリの特性があります。さらに、最終的な意思決定を人間が担うというタスク構造も、AI組み込みと相性がよい要因です。

アンケート作成もこの条件に当てはまるタスク領域であり、ユーザーの調査ニーズを起点にAIが設問のプロトタイプを生成し、人間がそれを確認・修正して調査票を確定させるという仕組みをとっています。

これらの製品の支援の範囲は測定バイアスを低減するための設問設計の検証、選択肢の網羅性補完、動的な条件分岐質問の作成などを含めた設問の初期生成に留まらず、集計結果の分析へと広がりつつあります。

調査目的の定義、データの解釈、および最終的な設問の採択には人間の判断するプロセスが不可欠です。AIは人間の調査設計タスクにおける思考の負担を軽減し、効率化するための拡張ツールとして位置付けられます。

QiQUMO Aiも、この設計思想にもとづいて開発された機能です。アンケート作成画面から調査テーマや目的を入力すると、AIが調査企画の枠組みを整理した上で設問案を出力します。ユーザーは同一画面上で内容を編集しながら、調査票の作成まで進められます。 

生成AIをスタンドアロンで利用するのではなく、アンケート作成という一連の工程に組み込むことで、ツール間の移動による摩擦を削減し、調査票の設計・作成にかかる時間を短縮できます。

2. 入力から調査票生成まで、QiQUMO Aiの全体像

QiQUMO Aiは設問を自動生成するだけでなく、より精度の高いアンケートにするために、その前段階として調査の前提整理とコンセプト構築というプロセスをあえて設けている点が、この機能の大きな特徴です。

ユーザー側が入力する項目と、それに応じて生成される出力の流れは次のイメージのようになります。

AIはユーザーが入力した情報を受け取ると、内容を一度整理したうえで、どんな前提(背景や仮説)で調査を組み立てるか、また、その前提をもとに調査の柱となるコンセプトをユーザーに提案します。

自動で出来上がった調査票は、AIへチャットで修正の指示を出しながら、目的に合わせて調整を加えることができます。

3. ユーザーの入力項目とAIの出力項目

QiQUMO Aiの操作画面は、調査の目的や条件を入力する画面と、その内容をもとにAIが生成した設問案や提案内容を確認しながら編集できるエリアに分かれています。

3-1. ユーザーが入力する項目

ユーザーが入力するのは、以下の項目です。

  • 調査テーマ・対象(必須)

調査したいテーマと、回答してもらう対象者を入力します。例えば、「日用品ECサイトの利用実態」「20〜40代の定期購入利用者」のように設定することで、調査の対象や設問の方向性が定まります。

  • 調査の目的(必須) 

この調査で明らかにしたいことを入力します。例えば、「新商品の満足度を把握したい」「離脱理由を分析したい」など、調査の目的を具体的に伝えることで、目的に沿った設問が生成されやすくなります。

  • もう少し詳しく[活用方法・制約](任意) 

調査結果をどのような意思決定に活用したいかを補足します。例えば、「日用品ECサイトの定期購入プランを改善したい」「送料無料の条件を見直すための判断材料にしたい」など、具体的な情報を入力するほど、目的に近い内容が生成されやすくなります。

  • 調査の構成と設問数(必須) 

調査の種類(本調査・プレ調査など)と、作成したい設問数を指定します。

この入力欄には、プロンプトを工夫して書くような特別な知識は必要ありません。画面に沿って、自社の背景や知りたいことをそのまま入力するだけで、ユーザーが入力した内容をAIが解釈し情報を整理します。

3-2. AIによる出力

情報を入力して実行すると、左側に「ユーザー入力」「AIによる前提整理」「提案コンセプト」の各項目、右側に「調査設計サマリー」と生成された調査票(質問項目と選択肢)が表示されます。

各項目ごとに以下の内容が表示されます。

3-2-1. AIによる前提整理

  • 推定ビジネス背景:調査が必要とされている市場や事業の背景

  • マーケティング課題:解決が求められるビジネス上のハードル

  • 仮説:顧客の行動や意識について想定される仮説

  • リサーチ目的:アンケートでの検証内容

  • 次のマーケティングアクション:調査結果をどう施策に活かすか

  • 深掘り視点:特に確認するポイント

ユーザーが入力した大まかな目的から、AIが調査項目の候補となるポイントを言語化して提示してくれます。

3-2-2. 提案コンセプト

前提整理に続いて、実際の設問案を作るための設計図となる「提案コンセプト」が表示されます。ここには、以下の項目が出力されます。

  • ターゲット:アンケートに回答してもらう人物像

  • 調査の柱:調査票全体で扱う大きなテーマのまとまり

  • 調査ロジック:テーマをどのような順番で確認していくかの流れ

  • この調査で得られる示唆:回収後に期待できるデータの価値

  • 調査で答える問い:設問を通して明らかにしたい疑問

  • リサーチ課題:具体的な調査項目と施策の紐づけ

課題をはっきりさせてから、調査の柱(テーマ)を決め、具体的な設問(質問文)に落とし込んでいくという流れは、調査の専門家がアンケートを設計するときに行う手順と基本的に同じです 。

4. ユーザー入力から設問生成までの具体例

QiQUMO Aiが調査ニーズをどのように設問に翻訳するのかを、実際の出力で確認します。

ここでは飲料メーカーが新商品のコンセプトを検討する場面を想定しています。

4-1. 入力した内容

入力したのは次の3項目です。

  • 調査テーマ・対象:ふだん飲む飲み物と選び方/20〜69歳の男女

  • 調査の目的:どんな飲み物をいつ飲んでいて、選ぶときに何を見ているかを知りたい

  • もう少し詳しく:新商品のコンセプトを考える材料にしたい

構成は本調査、設問数は8問を指定しました。

4-2. 言語化された「AIによる前提整理」と「提案コンセプト」

「AIによる前提整理」では以下のような内容が表示されます。

自由記述で入力したのは3行だけですが、AIはそこから調査の前提を組み立てます。

まず飲料市場で解決が求められるマーケティング課題を整理し、それに対する仮説を立てたうえで、調査で回答を得る問いをまとめます。

さらに、調査結果を受けて次に取るべきアクションと、設計の解像度を上げるための深掘り観点まで示されます。

ここに書かれているのは調査全体の方向性です。自社の見立てと突き合わせることで、この方向で進めてよいかどうかを判断できます。

提案コンセプトでは、前提整理で立てた方向性が調査の設計図に置き換えられます。

「この調査で得られる示唆」には、集計後に何が読み取れるかが提示されます。「調査で答える問い」には、その示唆を得るための問いがリサーチ課題として設問の単位に分解されます。

4-3. 設問と根拠の対応関係

調査票の表示画面には、調査票の前に「調査設計サマリー」が提示されます。

そのなかの「得られる指標」は、前述の「AIによる前提整理」と「提案コンセプト」の各項目に対し、各設問によってどんな指標として得られるのかを示したものです。

この例では、「AIによる前提整理」と「提案コンセプト」で示された項目と「得られる指標」「各設問項目」が以下のような対応関係になっています。

関連する前提整理

提案コンセプト

得られる指標

設問No.

深掘り3(カテゴリ定義の境界)

リサーチ課題2

ふだん飲む飲み物の種類構成

Q1

仮説2、深掘り4(時間帯別の飲用パターン)

リサーチ課題2

飲用場面の構成

Q2

仮説1、仮説2

リサーチ課題1

選ぶときの重視点ランキング

Q3,Q6

仮説1

リサーチ課題1

機能性重視の内訳

Q4

仮説3

リサーチ課題3

成分表示の重視度

Q7

仮説3

リサーチ課題3

価格・手軽さの重視度

Q7

仮説2、仮説4

リサーチ課題2

場面別の重視点差

Q2 × Q3

深掘り2(差別化ポイントの検討)

リサーチ課題4

訴求軸の組み合わせ選択率

Q8

ユーザーの入力内容から、調査の前提を整理し、どんな問いを立てるべきか、また、その問いによってどんな指標が得られるのかが示されることで、調査設計プロセスを順番に追うことができ、各ステップを確認しながら設問設計を進められます。

5. 前提整理と提案コンセプトが出力されるメリット

QiQUMO Aiの調査設計における工夫は、ユーザーが入力した項目から直接設問を出力するのではなく、その間に前提整理と提案コンセプトというステップを挟んでいる点にあります。

リサーチ課題を整理分解し言語化するという中間プロセスをAIが提示することで、それが解決すべき調査目的に沿っているかをユーザーが判断し、調整を加えられるようになります。

設問を作る前にこの2つのステップを挟むことで得られる、具体的なメリットを3つの視点から説明します。

5-1. 自分の判断しやすい領域で前提を確認できる

設問文の書き方や選択肢の並べ方といった技術的な部分は、アンケート設計の基本ルールを踏まえたドラフトとしてAIが提示します。

一方で、調査で確かめたいビジネス上の課題やターゲット層の仮説が、自社の実態と合っているかという点については、状況を最もよく知っている担当者が自身の経験や業務知識に基づいて判断できます。

最初に前提整理が表示されることで、ユーザーはまず自分が一番よく理解している領域でAIの設計方針が合っているかを確認できます。

5-2. 配信前に軌道修正ができる

AIは入力内容から調査の文脈を解釈する際、入力された情報によっては、想定と異なる方向で仮説が組み立てられることがあります。

AIが調査の前提やコンセプトを明文化するため、設問案を確定する手前の段階でリサーチの方向性の乖離を早期に特定することが容易になります。

このプロセスで内容を検証することが、調査票設計における大幅な手戻りを未然に防ぐメリットにつながります。

5-3. 各設問で得られる指標が明確化されることで意思決定に結びつく

提案コンセプトでは、抽出されたリサーチ課題を起点に、調査項目とアクションプランがセットで提示されます。各設問の意図を自社の意思決定プロセスと照らし合わせることで、データの活用イメージを事前に描けます。

目的と噛み合っていない設問に早い段階で気づけるため、チャット機能から削除や統合を指示して調整できます。

6. データの取り扱いと利用条件

QiQUMO Aiを利用するにあたっては、入力したデータの取り扱い規約と、現行のベータ版としての利用条件を事前に確認しておくことが大切です。

特に業務でアンケートを作成する場合、情報管理の観点から以下の3つのポイントについて把握しておく必要があります。

6-1. 入力データと生成物の取り扱い

QiQUMO Aiの利用規約では、入力情報と生成物の取り扱いについて以下の3点が定められています。

  • モデル学習への非利用:

クロス・マーケティングは、入力情報および生成物を、本機能で利用しているAIモデルの学習データとして提供しません。(第3条第3項)

  • 第三者への非開示:

品質向上・サービス改善を目的とした匿名化・統計処理を伴う利用を除き、利用者の事前同意なく入力情報および生成物が第三者へ開示・提供されることはありません。(第3条第2項)

  • 個人情報の入力制限:

入力情報に個人情報を含めないことが利用者の義務として定められています。違反した場合、クロス・マーケティングが該当情報を合理的な範囲で削除または加工することがあります。(第3条第1項)

6-2. サービス改善への利用と統計処理

入力情報および生成物は、本機能の品質向上とサービス改善を目的として、個人を特定できないよう匿名化・統計処理したうえで利用される場合があります(第3条第1項)

これはモデルの学習に利用されるものではなく、機能の不具合検知や不正防止などの運用管理に役立てられます。

6-3. ベータ版における利用規約の遵守

本機能は現在ベータ版として提供されており、利用料金は無料です。アンケートの配信対象や配信プランに関わらず、QiQUMOのアカウントを持つユーザーであれば誰でも利用できます。

なお、利用特約の第4条に定められている通り、自動生成されたアンケートの最終的な内容確認、および配信によって生じる結果への判断は、すべて利用者が行う必要があります。

AIの提示した設問を公開する前に、前章で解説したプロセスに沿って、自社の目で必ず確認を終えるようにしてください。

※本記事に記載している規約の内容は公開時点のものです。実際に利用を開始する際は、最新の利用規約を再度確認することをおすすめします。

QiQUMO Ai機能に関するFAQ

Q: 一般的なChatGPTなどの生成AIツールで設問を作るのと「QiQUMO Ai」は何が違うのですか?

A: プロンプト作成の専門知識が不要で、画面の案内に沿って入力するだけでプロのリサーチ工程(前提整理やコンセプト構築)を踏まえた高品質な調査票が生成される点です。また、ツール間の移動がなく、QiQUMOの同一画面上でそのまま生成・調整・作成までシームレスに完結できます。

Q: 社内の機密情報や調査テーマを入力した場合、AIの学習データとして使用されてしまう心配はありませんか?

A: モデル学習への利用は行われません。QiQUMO Aiの利用規約において、入力情報および生成物をAIモデルの再学習データとして使用しないこと、ならびに第三者へ非開示とすることが明記されているため、安心して業務に活用できます。(※ただし、個人情報の入力は規約で制限されています)

Q: QiQUMO Aiの利用にあたって追加の料金や特別な利用条件はありますか?

A: 現在はベータ版として提供されており、追加料金なし(無料)で利用できます。QiQUMOのアカウントをお持ちのユーザーであれば、配信プランや利用頻度に関わらず、誰でも作成画面からすぐに使用を開始できます。

7. まとめ

QiQUMO Aiは、単に設問作成の手間を省けるということのほか、設問作成のプロセスが言語化されることで、生成された設問の意味を理解し、確認しながら調査票を作成できるというメリットがあります。

この中間プロセスを確認してから設問が作成されるため、自分のやりたいこととアンケート内容が合っているかを流れを追って確かめることができます。

本機能を利用する際のポイントは、AIに初稿の作成を任せ、最終的な仕上げと確認は人が行うという役割分担にあります。

出力された設問と自社の目的を読み合わせ、疑問があればチャット機能で調整を重ねる進め方によって、調査票の作成にかかる時間を抑えられます。

本機能はQiQUMOアカウントをお持ちの方であれば無料で利用できます。これまでのアンケート作成で、質問の組み立て方に迷っていた方は、ぜひ一度作成画面からQiQUMO Aiをお試しください。

また、当メディアでは、アンケート設計の基本ルールや効果的な選択肢の作り方を解説した記事も多数公開しています。AIが作成した設問をさらにブラッシュアップする際の参考として、そちらのノウハウ記事も合わせてご活用ください。