「もらったけど、正直いらなかった。」──“廃棄ギフト”の実態を可視化し、ギフトの未来を問い直す|GIFTFULのQiQUMO活用事例

受け取った相手が“選び直せる”というユニークな仕組みで、ギフトの価値観を変えるオンラインギフトサービス「GIFTFUL」。このサービスを運営するGiftXでは、消費者のリアルなギフト体験を明らかにするため、セルフ型アンケートツール「QiQUMO」を導入しました。
きっかけは、「好みでないギフトをもらった人はどうしているのか?」という素朴な疑問から。集まったのは、廃棄、沈黙、そして想像以上に切実な“贈りもののギャップ”に関する声でした。調査結果は、プレスリリースやSEOコンテンツにも活用され、ギフトの新しい価値提案へとつながっています。

株式会社GiftX
創業日 : 2022.6.22
代表取締役 : 飯髙 悠太 石塚 悠悟
GiftXは、受け取る側が“選び直せる”という新しい形のオンラインギフトサービス「GIFTFUL」を開発・運営する企業です。ギフトを選ぶ楽しさや、相手を思う気持ちがよりよく届く社会の実現を目指し、これまでのギフト文化に小さな革新をもたらしています。
目次
ギフトの『本当の運命』を知りたかった
ーーQiQUMOを活用してアンケートを行うに至った背景を教えてください。
「受け取ってしまった好みでないギフトはその後どうなってるんだろう??」「捨てられてしまっているギフトも多いのだろうか?」そんな社内で生まれた疑問と仮説を、私たちは広く検証してみたくなりました。メディア向けのPRだけでなく、SEO文脈でも“実態データ”の必要性は高まっています。特にギフトの世界は、贈り手の方からのご厚意でいただくものなので、受取手の方のネガティブな実情は表に出にくい。その現実を丁寧に掘り起こしたいと考えていたとき、クロス・マーケティングの担当者の方からご紹介いただいたのがQiQUMOでした。
社内では「仮説はあるけれど、どう裏付ける?」「取材だけでは足りないかも」といった悩みがあり、QiQUMOのようにスピーディーかつ自分たちで完結できるツールはまさに求めていたものでした。
廃棄ギフト調査の驚きの実態とは
ーー実施したアンケートは、どのような内容でしたか?
対象は全国の20〜40代の男女。設問数は13問、最終的に1,000名からの回答を得ました。テーマは「廃棄ギフトの実態」。具体的には以下のような内容です。
- 好みでないギフトを受け取った経験とその頻度
- その際、贈り手に伝えたかどうか
- 使わなかったギフトをどうしたか(保管・転売・廃棄など)
集計の結果、過去1年以内に「好みでないギフトをもらったことがある」と答えた人は34%。そのうち29.2%が廃棄した経験があると回答しました。また、約83%の人が好みではないことを「贈り手には伝えていない」と答えたのも印象的でした。
このデータをベースに、日本のギフト市場規模から試算したところ、年間で約3億3,600万個、金額にして2兆2,964億円相当の“好みではなかったギフト”が送られており、うち約9,800万個、6,700億円相当が捨てられている可能性があると分かりました。
調査データが伝えた『本当の声』



ーー調査結果はどのように活用されましたか?
主にプレスリリースに活用しました。調査結果と上記の試算をあわせて廃棄ギフトの実態を社会に提示しました。実際のプレスリリースでは、定量データと一緒にQiQUMOの自由回答欄から印象的な声も取り上げることで、単なる調査以上の「温度」を感じられる内容に仕上げました。
「膨大な廃棄ギフトが発生していて、贈り手に伝わっていない」という事実を啓発したことで、GIFTFULの「受取手がほしいものに選び直せる」という機能の価値訴求にもつながりました。単なるサービス説明では伝わりづらかった部分が、消費者の実態データとともに語れるようになったのは大きな進化でした。
また、今回の調査とは別に、Googleなどの検索エンジンでギフトについて検索をしている方が知りたい情報についての調査も実施しています。たとえば「ギフトマナー」や「人気ギフトランキング」などが挙げられます。独自の調査結果をSEO記事上で紹介することで読者の方のギフトにまつわる疑問を解決し、結果的に検索順位の向上にもつながっています。
『調査は難しい』を覆し、現場に生まれた変化
ーーQiQUMOを導入して、業務にどんな変化がありましたか?
検証したい仮説や、シーズンごとのギフトシーンが多数あるので、機動力高く一連の調査をセルフサーブで完結できるようになったのは大きな利点です。
設問や配信条件の設定が感覚的に行え、配信前にプレビューURLで社内チェックもできる。このあたりの使い勝手の良さは、毎回スムーズに実施できる理由だと感じています。
マーケターがすすめるQiQUMO活用シーン
ーーQiQUMOをどんな企業におすすめしたいですか?
定性だけではなく、定量の“裏付け”が求められる場面って、実はすごく多いと思います。特にサービスの価値を社会に伝えたいスタートアップや広報・SEOを担うマーケターにはぴったりです。
今回のように「社会的な問題提起をしながら、サービスの価値を伝える」ことにも活用できるし、記事に客観性をもたせたいというときにも役立ちます。
何より、調査のハードルを一気に下げてくれるのがQiQUMOの良さ。ギフトのような“個人の価値観”が関わるテーマこそ、数を聞いてみないと分からないことが多いと実感しました。私たちも、これからさらに色んなテーマで、QiQUMOを使っていく予定です。
- 「QiQUMO」とは?
- QiQUMOは、ドラッグアンドドロップで直感的に操作できるためアンケート作成が簡単!1問10円(税抜き)でご利用いただけるので、リーズナブルな価格で気軽にアンケートを実施いただけます。
属性に含まれない条件で対象者を抽出したい場合は「事前抽出アンケート」を実施して対象者を見つけてから、本調査を配信することもできます。
ぜひ、この機会にQiQUMOをお試しください!